2022年12月放送

 物質・材料研究機構 小森和範さん

超伝導材料の研究

【超伝導材料の研究】

“超伝導とは?”

一番身近なものは、リニアモーターカーを浮かすために使っています。

その他、病院で頭の中を見るのに使っているMRIにも使われていたりします。


超伝導とは電気抵抗がゼロ、ものすごく大きな電流を流しても熱が出ません。

そのため、送電線などに使ったら電気のエネルギーを効率的に使うことができます。


現在、使用している液体ヘリウム(-269℃)は世界的に減っていて大問題となっています。


液体ヘリウムよりもっと高い温度、高温超電導(-200度)を現在、研究中です。


高温超電導ではヘリウムではなく、液体窒素を使用します。



“材料のチカラ”

材料の世界は、とても難しいけど可能性がすごくてとても面白いんです。


【超伝導の博士になるまで】

こどもの頃は宇宙飛行士になりたかったという小森さん。

材料に目覚めたキッカケは、ルパン三世の斬鉄剣。

斬鉄剣って本当に作れないんだろうか?と調べだしたことから材料の面白さにどんどん引き込まれていきました。

大学は材料工学科セラミック、無機材料を選択。

大学に入って材料の学生実験はとても楽しくて、待ってました!という感じ。


研究をやってきてよかったと思う瞬間についてお伺いしました。

【博士の十問十答】

・大学での専攻:材料工学科

・研究室での相棒:LCLメータ、など自作のダイヤモンドカッター

・あこがれの人:アップルのスティーブ・ウォズニアック氏

他、おすすめの科学館や本など

 中高生へのメッセージもいただきました。

中腹は晴れていましたが、街並みは霧の中でした。

小森さんからメッセージをいただきました。

ぜひ、こちら側に来て下さい。

「材料のチカラ」

物質・材料研究機構

機能性材料研究拠点 電気・電子機能分野 超伝導システムグループ 主幹研究員

小森和範さん

超伝導の研究をしながら出張授業やyoutubeなど広報活動をされていらっしゃいます。

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