2022年1月放送

原子力機構 大泉昭人研究員

放射性廃棄物を減らす研究

【youtube①】2022年1月10日放送

福島第一原子力発電所事故より間もなく11年。

反原発、原発推進、様々な声があると思います。

番組では改めて、原子力発電について専門家の方にお話をお伺いしました。

原子力機構のある茨城県東海村より遥々筑波山までお越しいただきました。

1回目の放送では、まずどうして原子力の専門家の道を選ばれたのか進路のお話から始まります。


【youtube②】2022年1月17日放送

そもそも原子力発電とは?火力発電との違いについて伺いました。

大泉さんの現在されていらっしゃる研究は、「ゴミをいかに減らすか」という目的の“分離変換”という技術。

核のゴミは分離変換により管理する土地の広さ、時間を大きく減らすことが出来るというすごいお話です。

【youtube③】2022年1月24日放送

核分裂はどのようにして起こるのか。

ウランが核分裂などを起こすことで、半減期(物質として存在できる期間)の異なる別の核種(別の元素や別の同位体)になります。これらの中には、数百年から〇万年もの長期間、強い放射線を出し続ける厄介な核種も含まれています。特殊な原子炉やシステムを使えば、これらの厄介な核種を減らせるというお話です。

今の将来の夢。分離変換をいかに実現するか、加速器駆動システム、ADS(加速器と原子炉のハイブリッド)について。

※より詳しくはこちらをご覧ください。

https://nsec.jaea.go.jp/ndre/ndre3/trans/index.html


他、アメリカでの研究のお話、11年前の福島原子力発電所事故の除染作業を経験された貴重な体験談など伺いました。


収録場所は筑波山中腹にある古民家「ひととき」のコワーキングスペース。快晴でした。

旧小林邸ひととき (tsukuba-hitotoki.com)

麦とホップ。収録中に仲良くじゃれあっていると思ったら喧嘩…?!流血していました。(どちらも男の子です)

原子力機構の“いま―これから”

周期表は眼鏡拭きです。

大泉さんより中学生・高校生へのメッセージ

「先入観を無くそう!!」

国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構

原子力基礎工学研究センター

分離変換技術開発ディビジョン

核変換システム開発グループ  

大泉 昭人 研究員

【プロフィール】

茨城県ひたちなか市出身。

子力発電所などから出た放射性廃棄物を減らす、「核のゴミ焼却炉」の研究開発を行っていらっしゃいます。

◆核変換システム開発グループのご紹介はこちら

https://nsec.jaea.go.jp/ndre/ndre3/trans/index.html