2023年4月放送
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所
霊長類医科学研究センター
下澤律浩 さん
カニクイザルの研究
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所
霊長類医科学研究センター
下澤律浩 さん
カニクイザルの研究
カニクイザル(下澤さんご提供)
【2023年4月10日放送】
-カニクイザルの研究をしている下澤さんにお話を伺いました。
霊長類医科学研究センターは、カニクイザルを中心に実験用サルの大規模繁殖コロニーを有し、質の高いサルの供給とこれを活用した医科学研究を行っている国内唯一の施設です。
現在の私の研究は、カニクイザルの人工繁殖技術の確立、モデル動物の確立といったようなことを主に進めており、一言でまとめるとカニクイザル生物資源の整備ということがテーマになります。
霊長類センターでは、産まれたばかりの赤ちゃんから高齢のサルまでおよそ1800頭を飼育しています。そして、年間およそ200頭近い子ザルが生まれています。
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カニクイザルのiPS細胞(下澤さんご提供)
【2023年4月17日放送】
-遺伝性の病気を引き継ぐかどうかといった遺伝子に関する研究もされていらっしゃると伺いました。
病気のモデル動物という響きは生きている個々の個体をイメージするかと思いますが、その一部というか動物を利用することの代替となりえる疾患特異的細胞を整備するということも進めています。
皆さんもよく聞くかと思いますが、それがiPS細胞になります。
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【2023年4月24日放送】
-下澤さんの現在に至るまでの経緯を伺いました。
元々生物系の大学に進学したいということがあったのですが、その中でも遺伝関連と思って探していたところ、遺伝育種という言葉が目にとまり、そこに入学しました。
入学後、いろいろな研究室があるわけですが、その中で学科に拘らずに受け入れている研究室があり、そこに所属することになりました。
きっかけは、核移植という技術を使って、核と細胞質の相互作用を調べるといった文言が目に入ったことでした。そこからが研究のスタートでした。
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